[QT一言アドバイス] 2020年6月17日(水)

申命記 31:30〜32:14
「偉大な愛をもって導かれた神の恵みを思い出しましょう」

ーみことばの黙想ー
神様はモーセに知恵を与え、神の約束を文字による論理的な伝達方法だけではなく、歌によって情緒的、そして親しみやすくして伝えるようにされました。この賛美には、イスラエルの民に対して主が伝えようとしておられる御心が溢れていることを分かち合います。

30〜6節
歌の始めは、主から与えられたことばをすべての人が聞くように勧めることです。主のことばは雨露のように人々に知れ渡り、人が生きる上で必要なものです。モーセ自身も主の名を告げ知らせるものとして歩みますが、民に対しても、神に栄光を返すことを促しています。
まず、イスラエルの民が覚えておいて欲しい主に対する向き合い方を宣言しています。
次に、神様がどんな方であるかを伝えています。神様は完全、正しく、真実な方であることを宣言しています。
主がことばに従うのは、主が真実で主にこそ従うに値するからです。私たちは、主のことばに従わないで、誰の言葉に従うのでしょうか? それに、どれほどの信憑性があるのでしょうか? 主のことばは真実であるので、従うべきです。
しかし、民は自分たちの汚れのために、自ら神様との関係を損ねてしまう過ちを犯してしまうことを主は知っておられるようです。ですから、予め、主に従わない民に、主ご自身がどんな方であるのかを思い出すように忠告し、実際に問題があったときに、悔い改めることに気付けるようにされました。

7〜14節
これまでの歌に引き続き、主がどのような方で、具体的にイスラエルの民にどうのように接してこられたかを忘れないように、歌う詩が続いています。
主はずっとイスラエルの民を生まれる前から計画し、土地を与え、そこに到るように世話をし、丁寧に導かれました。もともと、偶像はなく、主こそが導いてくださいました。必要な食べ物も豊かに与えてくださいました。
私たちは、主がこれまでどのように私たちに接してくださったかを、みるならば、これからも主に頼るべきだということを悟ることができます。主は不可能を可能にし、必要を満たすどころか溢れさせてくださる方です。これからもそうです。
従って、主に委ねて歩むことができるように、祈りましょう。

ーみことばの適用ー
みことば を知識だけで覚えるのではなく、賛美し、生活で実践し、実感のあるものとして伝えます。

ー今日の祈りー
主よ、あなたの恵みは今日も豊かにあることを忘れず、今日も主と歩み、主に委ねて生きていけるように助けてください。